おすすめの書籍紹介 一般社団法人障害者の差別の禁止・解消を推進する全国ネットワーク

おすすめの書籍紹介

障害者の差別の禁止・解消を推進する全国ネットワークがお薦めする書籍をご紹介します。

詳細・購入は、こちらへ→福祉に関する推薦図書(アビリティーズのHP)

『敗北を知らぬ人々 成功したアメリカの障害者企業!!』
(H.ビスカルディ/著  伊東弘泰/訳)


『敗北を知らぬ人々 成功したアメリカの障害者企業!!』(H.ビスカルディ/著  伊東弘泰/訳) 「アビリティーズの運動」の原点
「生まれつき、短い切り株のような両足を持ったひとりの男が、四人あわせて脚は一本、手は三本という連中ばかりで会社をつくった。うす汚い空きガレージで始まった会社は、その後多くの困難に出会ったが、不屈の信念と闘志をもってのりこえ、ついに500人の身体障害者ばかりの会社に発展した」
 本書は、40歳で障害者による障害者のための会社「アビリティーズ社」を創設したヘンリー・ビスカルディ氏の伝記。ページをめくっていくうちに「アビリティーズの綱領」が染み渡る。
 会社をたちあげたきっかけ、次々とおこるトラブル、押し寄せる求職者、不景気による業績不振と苦渋のリストラ決断、と困難でもあるが、生きている、仕事をしていることの喜びを実感している彼らの生き方が心を動かします。あとがきに、2002年伊東が渡米し見てきた、アビリティーズ社のその後について掲載しています。
B6判、350ページ、1,200円(税込・送料別)


『共生社会の実現をめざして「障害者差別解消法」―成立までの経緯と展望―』


『共生社会の実現をめざして「障害者差別解消法」―成立までの経緯と展望―』 「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(通称:障害者差別解消法)が2013年6月に成立、2016年4月より施行された。
障害のある人たちが、国家や社会の慈善や恩恵、庇護の中で生きていくことが前提となっているような社会は本来の社会ではなく、すべてにおいて人は固有の権利の主体であり、保護される客体ではない。自由な選択と自己決定を通じて人生を享受していくことは当然のことである。
その具現化のために、障害者の差別禁止の運動展開を一層強化していかねばならない。そのために「一般社団法人障害者の差別の禁止・解消を推進する全国ネットワーク」が設立され、伊東弘泰が会長に就任した。
本書では、同法制定の経緯、内容、課題などを総括。その制定運動に直接かかわった人たちの想いと行動、体験の寄稿を通して、法律の重要性とこれからの取り組みを示唆する。
A5判、319ページ